ミュージカルアニーは、ミュージカルを志す子ども達にとって夢の舞台です。
毎年、アニーのミュージカルへの応募は9000通を超えるともいわれており、合格するためには入念な準備は欠かせません。
「オーディションは何歳までなら受けられる?」
「身長制限はあるの?」
と気になる人もいると思います。
この記事では、2020年5月18日時点のミュージカルアニーのオーディション募集要項をまとめます。
2020年のミュージカルアニーのオーディション募集要項
- 幼稚園の年長から中学3年生まで
- 性別不問
- アニー役や孤児役オーディションに応募した人(最終合格者以外)も再び審査書類を郵送して併願することも可能
ここで注意したいのは、子役の事務所などに所属している必要はないということです。
歌・芝居・ダンスのレッスンを受けている子どもの受験が過半数ですが、事務所などに所属していなくてもミュージカルアニーのオーディションに受験することは可能です。
アニーのオーディションは「アニー孤児役」と「ダンスキッズ」の2種類がある
アニーのオーディションは
- アニー・孤児役オーディション
- ダンスキッズオーディション
の2つに分けられています。
オーディションの告知は、例年アニー・孤児役が9月の頭・ダンスキッズが10月下旬といわれています。告知の時期が前後することもあるため、公式サイトをチェックするようにしましょう。
- その年の12月に行われるクリスマスコンサートに出演できること
- 合格後の稽古への参加が約束できること
- ダンスキッズの場合には、バレエ・タップ・ジャズなどの幅広いダンスの高い能力が求められる
ミュージカルアニーのオーディションに応募するために提出するものって何?
ミュージカルアニーのオーディションでは、告知から応募書類の提出期限がとても短いことが特徴です。
そのため、提出するために必要となるものをあらかじめチェックしておきましょう!
- 書類審査用紙(公式サイトからダウンロードする)
- 写真2枚(上半身と全身が分かるもの)
- 歌唱動画(アニー・孤児役のみ)
- 合否通知用の宛名シート
以上の提出物が揃ったら、早めに郵送で所定の住所へ送ります。歌唱動画の課題曲は「Tomorrow」となっていますが、変更になる可能性もあるため必ず確認しましょう。歌唱動画はwebから送るため、注意する必要があります。
ミュージカルアニーのオーディションの流れ
書類と歌唱動画の1次審査では、約400人強まで受験者が絞り込まれます。
つまり、この書類と歌唱動画の1次審査を勝ち抜くだけでも、並大抵のオーディションではないということがわかります。
歌唱動画を提出することからも、オーディションの1次審査で重要視されているのは「歌唱力」であることがわかります。書類だけでは、それぞれの子どもの力量は測りかねますがこれまでに何千人の子どもの歌を聴いてきた審査員にとって「歌」を1曲聴けば、その子どもの伸びしろや表現力などがわかるのでしょう。
課題曲の審査・ダンスや演技・ワークショップの審査(歌や身体表現を組み合わせたもの)
どんな子どもがアニーオーディションに合格する?
ここからは、ミュージカル好きwebライターである私の見解です。
アニーオーディションの番組を数々見てきましたが、そのたびに思ったことは「アニーに選ばれる子の歌声はなんて透き通っているんだろう」ということです。
つまり、変な癖がついていない、真っ白なキャンバスのような歌声とでもいうのか…。それこそ、サウンドオブミュージックのような大自然のなかで伸びやかに歌う姿を想像させるような歌声です。
正直なところ、オーディション番組を見ただけでは合格者と不合格者のダンスや芝居などの差異は私には分からなかったです。
ただ、歌声に強烈にインパクトがある(透き通っていてずっと聴きたくなるような歌声)の子どもがアニーに選ばれてゆくのだな、ということを感じていました。
レッスンを受ければ、事務所へ入れば、その先生の歌声や手法がその子どもの歌い方にも大きな影響を与えます。
もちろん、オーディションを受けるためには歌い方の基礎を学ぶことはとても大切なことです。しかし、変な癖をつけることなく、子どもらしいどこまでも伸びるような歌声を守っていくことも、また大切なんだなとミュージカルアニーのオーディションに合格していた子ども達の歌声を聴き、思うところです。
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