ミュージカルに恋をするのは、人によってさまざまなきっかけがあると思います。
私は幼稚園のころからディズニー映画を見ていたので「歌とダンスと芝居」という3点セットが早い時期から心のなかに浸透していました。それでも、小中学校はミュージカルなどの観劇に行くこともなかったです。
ミュージカル映画CHICAGOがミュージカルのイメージを壊してくれた
初めてミュージカルに心をがっしりと掴まれたのは、映画の「CHICAGO」です。
2002年に上映され、キャサリン・ゼタ=ジョーンズとレニー・ゼルウィガーが罪を犯して、刑務所に入るところから物語はスタートします。
この映画を見たとき、私は当時18歳。
多感な時期に見たこともあって、強烈に心のなかに刻み込まれた作品になりました。
この「CHICAGO」を見るまでは、ミュージカルは「サウンドオブミュージック」や「オズの魔法使い」のような。清潔で爽やか、明るく楽しいジャンルなのだと思っていたんです。
でも、「CHICAGO」はそんなミュージカルへのイメージを180度ひっくり返してくれた作品です。
仄暗く、セクシーで大人の色香が漂うミュージカル。なかでも、私はキャサリン・ゼタ=ジョーンズに釘付けでした。
なんて美しく強い女性なんだろう、と。気高くもあり儚さもある。開幕のナンバーとなる「All That Jazz」は一体何回見たのかわかりません。
「かっこいい」の言葉がこれほど似合う女性には、出会ったことがなかったと思ったんです。
もちろん、レニー・ゼルウィガーも本当にキュート。「可愛らしい女性」を見事に体現したレニーは、このCHICAGOの後にさまざまな映画に立て続けに出演していたと記憶しています。
ボブ・フォッシーの振り付けが堪能できるミュージカル映画「CHICAGO」
振付師はボブ・フォッシーが担当していますが、私はボブ・フォッシーのダンスの大ファンなのでDVDも所持しています。
フォッシーの独特のダンスが好きな人には心からオススメしたいDVDです。なかでも【パジャマゲーム】が好きすぎて、こちらも何度見たのかわからないくらい!
フォッシ―のセクシーで少しお茶目なダンスが最大限活きるのが、映画「CHACAGO」なのだろうなとこれまでに様々なミュージカルを見てきて感じるところです。
緩急のつけかたが本当に気持ちが良い。
この映画・ダンスに引き込まれて以来、私は20代はミュージカル沼に肩まで浸かっていました。ドリームガールズにレ・ミゼラブル、オペラ座の怪人と王道といえるミュージカル達を楽しんできたけれど、やっぱり私はCHICAGOにときどき戻りたくなります。
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